で、エックレス『ソナタ ト短調』第四楽章へ。
まずは自分の弾きやすい速さで、伴奏なしで通し演奏しました。
まぁ…八分音符の反復にスラーが混じると、若干リズムが怪しくなるところがいくつかあって、毎回同じようなフレーズでつっかかったり揺らいだりするので、苦手部分は明白って感じの演奏でした(苦笑)
「音程などはだいたい問題ないんですけど、八分音符2音のスラー、特に上げ弓で、弦に弓がきちんと乗らないままアップさせてしまって、発音が悪くなっているので、しっかり乗せてから上げる、乗せる意識を持って弾いてみましょう」
磨耗しきった弓で練習してきたから余計かもしれませんが、アップボウのニ音スラーって難しくないです?しかも速い曲だったりすると尚更。
でも乗せる、アップ、と手順を意識して弾いたら、わりと改善されました。
なるほど、ただ弾こうとしてるだけじゃダメで、ひとつひとつの動きを手順どおりに意識することが大切なんですね。
で、最大のウィークポイント第二弾は、3、3のフィンガリングの素早い移弦。
これがなかなかうまく弾けず、何度も弾き直しました。
A線3→E線3という指(左手)の角度移動に気を取られると、弓の移弦の角度が曖昧になって、両方のタイミングも合わず、発音が悪くなってしまいます。
「左手よりまず、移弦の弓の角度の切り替えを意識して弾いてみましょう」
と言われて移弦だけ意識し、このワンフレーズ1小節だけ弾けば大丈夫なのですが、2小節前から流れで弾こうとすると、ちょっと速度が上がっただけでもうアウト。
ここは落とし穴にはまってしまった感じで…先生も思わず苦笑。
結局レッスン中にきっちり修正できず、次回の課題点になりました。
本日のウィークポイント第三弾は、ウォーミングアップの練習曲から引っ掛かっていた、八分音符2音反復&スラーの連続フレーズ。4小節続くのですが、3小節目くらいから左手と右手のタイミングが崩れ出します…。
原因は多分、2小節目のまたしても3、3の移弦と左手の角度。苦手意識なのか、ここでバランスをやや持ち崩したまま3小節目に突入し…いつのまにかバランバランになし崩し状態(爆)
ここは2音スラーの前の音を付点音符にしたり、逆に後ろの音を付点音符にして弾くリズム練習をやってくるよう言われました。
ピアノでも弾きづらいフレーズはリズム練習がよいトレーニングとなりますが、そこはヴァイオリンでも一緒ですね。
「あと、ラストの八分音符のフレーズが終わって駆け上がった1音は、ヴィブラートをたっぷり使って、アップボウも弾ききって残響をしっかり出しましょう」
これは言われたように弾き直してみたら、だいたい出来ました。
全体、ほとんどヴィブラートを使わず弾いてたので(っていうか速くて使える部分も余裕もなかった…)、ここだけは指摘されましたね〜。
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