もう一度、音程が不安定になったところだけ確認しましょうか」
出だし1フレーズくらいと、4段めから1フレーズくらいをもう一度、注意して弾き直しました。
「うん、綺麗になりましたね。十分よく弾けていらっしゃるので…そうですね、あと少しだけ残念だったのは、4段めのところでフレーズ感をイメージして音程を捉えるっていうか…一度譜面とは逆に、高い音から低い音へ順に弾いてもらえますか?」
言われて4段目の♪ド ラ(♭) シ(♭) ド レ ミ(〓)♪というフレーズの中から ミ(〓) レドシ(♭) ラ(♭)と音形を逆順に抽出して弾きました。
このイメージを持って譜面通りに弾くように言われ、1フレーズ弾いてみました。
「そうです。高い音から低い音までのイメージを明確に持ってから弾くと、音程も安定しますし、低い音から高い音になってもフレーズ感が維持できますので、こういうスケールのような音形のフレーズでは、部分的に確認をしてから臨むといいですよ」
なるほど。確かに、最小限の指の動きで音を捉えていても、全部の指がフレットへ乗った状態よりは曖昧ですから、一度そのイメージを植えつけてから弾く方が正しい音を掴みやすいって事ですね。
私、度々基礎的な技術があやふやになってくるみたいなので、前述しましたが都度、確認作業を怠らないようにしたいと思いました。
★ヴィターリ『シャコンヌ』
前回の続き↓からスタート。
まずは先生の模範演奏を聴いて、それから一緒に弾いてみました。
piu vivo=今までより 活発に
marcato=音のひとつひとつをはっきり奏する
2小節めからmeno f=今までより 強く
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